Galaxy Z Fold7を10日間使った本音レビュー

Galaxy Z Fold7を10日間使った本音レビュー

Galaxy Z Fold7が気になるけど、実際に使ってみたらどうなの?薄くなった代償は?パンチホールやSペン非対応は許容できる?——そんな疑問を持つ方に向けて、10日間メインスマホとして使い倒したリアルな感想をお届けします。

結論から言うと、Galaxy Z Fold7は「もう手放せない」と感じるほど、日常使いの快適性が劇的に向上した折りたたみスマホです。薄さ・軽さという進化がもたらす恩恵は想像以上でした。

忙しい人のための3行まとめ

  • 薄さ・軽さが革命的: ポケットに入れても存在感がなく、普通のスマホと同じ感覚で持ち運べる
  • パンチホール問題は設定で対処可能: アプリごとにカメラ領域を非表示にすれば読書も快適
  • Sペン非対応も代替手段あり: 1,000円以下のタッチペンで十分カバーできる場面も多い
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▼Galaxy Z Fold7

1. 薄さ・軽さが生活を変える——最大の進化ポイント

Galaxy Z Fold7を10日間使ってみて、最も強く感じたのは「もう普通のスマホと変わらない」という感覚です。閉じた状態では折りたたみスマホ特有のゴツさがほぼ消え、カバーディスプレイだけでLINEの返信やSNSチェックなど日常の作業を問題なくこなせます。

これまでのZシリーズを使ったことがある人が持つと、「なんだこれ」と声が出てしまうほどの感動レベル。前作Galaxy Z Fold6と並べると厚みの違いは一目瞭然で、持った時の感触がまるで別物です。

Galaxy Z Fold7とGalaxy Z Fold6の厚み比較を横から撮影した写真

この薄さによる恩恵が最も実感できるのは、ポケットに入れた時です。Fold7はポケットに入れてもどこにあるかわからないほどスマート。一方Fold6はポケットの中でゴツっとした塊感がありました。持ち運び時のストレスが明らかに減り、片手で持つ時の疲労感も少なくなっています。

知り合いに会うと「そのスマホ何?」と聞かれることが多く、薄さに驚かれる——これは他のスマホではなかなか味わえない体験です。

2. 大画面メインディスプレイの実力

カバーディスプレイが使いやすいだけなら、同じ画面サイズの普通のスマホを選べばいい話。Fold7を選ぶ最大の理由は、やはり開いた時の大画面メインディスプレイです。

Galaxy Z Fold7を開いた状態のメインディスプレイで動画を視聴している様子

折り目も前作より目立ちにくくなり、使いやすさの進化を感じます。実際に飛行機での移動中に使ってみましたが、以下のような場面で大画面の恩恵をしっかり受けられました。

  • 動画視聴: 大画面で映像コンテンツを楽しめる
  • 読書・漫画: Kindleや漫画アプリを快適な大きさで読める
  • マップ表示: 移動中に大画面で地図を確認できる
  • マルチタスク: XとInstagramを同時に開いてSNSチェック、ブラウザで調べ物をしながらメール返信など

2つのアプリを同時に快適に使えるマルチタスクは、やはり折りたたみスマホならではの強みです。

3. パンチホール問題——設定で解決できる

Fold7のメインディスプレイにはインカメラ用のパンチホールがあり、ファーストインプレッション時に気になるポイントとして挙げていました。SNSやブラウジングなどの日常使いでは特に気にならないものの、Kindleや漫画アプリで読書する際にコンテンツに被ってしまうのが問題です。

Galaxy Z Fold7の設定画面でカメラ領域を非表示にする操作手順

しかし、実はこれには解決策があります。設定 → ディスプレイ → カメラ領域から、アプリごとにカメラ領域を「表示」か「非表示」か選択可能。非表示にすると、パンチホール部分が1列分ブラックアウトしてコンテンツが下にずれるため、カメラがコンテンツに被ることがなくなります。

横表示にした場合も、ベゼルが少し広くなるような見た目になるだけで、コンテンツへの干渉はありません。1列分の表示領域は惜しい気もしますが、丸いパンチホールでコンテンツが潰れるよりは遥かに良いでしょう。

なお、カメラ領域を非表示にした状態で漫画を表示すると、Fold6とほぼ同じ表示サイズになります。大画面の恩恵がなくなるわけではありませんが、読書時のサイズ感はFold6と同等と考えておきましょう。

それでもパンチホールの存在自体がどうしても気になるという方は、購入を見送った方が良いかもしれません。ただし、メインディスプレイのインカメラは画質が向上しているため、ウェブ会議での利用時には恩恵があるというメリットもあります。

4. バッテリー持ちは問題なし

薄型化によるバッテリー持ちの悪化を心配する方もいるかもしれませんが、バッテリー容量は前作と同じ4,400mAhです。実際に旅行時に24時間充電なしで使用してみた結果、最終的に38%のバッテリーが残りました

屋外でのマップ利用、本1冊分の読書、カメラ撮影、SNSチェックなど、ごく普通の使い方をして24時間余裕で持つため、バッテリーに関するストレスは感じませんでした。

5. Sペン非対応の代替案——タッチペンという選択肢

Galaxy Z Fold7ではSペンが非対応になったことが大きな話題になっています。コメントでも「それは許容できない」という声が多く見られました。

Galaxy Z Fold7のメインディスプレイでタッチペンを使ってメモを書いている様子

そこで、Amazonで購入できる1,000円以下の細めのタッチペンを試してみました。シリコンパッド付きのタイプで、Samsung Notesアプリで実際に書いてみると、意外としっかりした書き心地。Sペンほどの精度はないものの、メモ程度であれば十分対応可能です。

ただし、気になったのはペンの書き心地よりも、カメラの出っ張りによって端末が少し斜めになること。デスクに置いて書く際のガタ付きの方が影響は大きいかもしれません。

細かいイラストや小さな文字を書くのは難しいですが、ちょっとしたメモや手書き入力であれば代用は可能です。もちろん、Sペンをヘビーに使っていた方にとっては物足りない部分があるため、Sペンが必須という方は購入を慎重に検討すべきでしょう。

6. スピーカー音質——薄型化の影響は?

Fold6とFold7のスピーカー音質を最大音量で比較した結果、Fold7の方がやや音が軽くなった印象です。特に低音が少し軽くなっており、薄型化の影響と考えられます。

ただし、これは直接比較して初めて気づくレベルの差。比較しなければ気にならない程度です。スマホのスピーカーで常に最大音量でコンテンツを楽しむことは稀ですし、音質にこだわりたい場面ではワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーを使えば解決します。日常使いとしては十分高音質なスピーカーです。

7. 薄型化の代償——開閉時のちょっとした不便

薄くなったことでいくつかの代償も感じています。

まず、開く時にしっかり持っていないと失敗しやすい点。10日間使っても定期的に開き損ねることがあります。Fold6は厚みがあるおかげで指がしっかり引っかかり、ほぼ100%一発で開けましたが、Fold7は薄さゆえにグリップが甘くなることがあります。毎回失敗するわけではないものの、慣れで完全に解消される問題ではなさそうです。

また、開いた時に完全にフラットにならず、少したわむ感覚もあります。グッと押せばまっすぐになりますが、普通に開くだけだと微妙に角度が付く印象です。ただし、これはFold6でも同様の傾向があり、Fold7特有の問題ではありません。

GOOD POINT 良い点

  • 圧倒的な薄さと軽さ: ポケットに入れても存在感がなく、持ち運びのストレスが激減
  • カバーディスプレイの使いやすさ: 閉じたままで日常の大半の操作が完結する
  • 大画面メインディスプレイ: 動画視聴・読書・マルチタスクが快適
  • 折り目が目立ちにくくなった: メインディスプレイの見た目が向上
  • バッテリー持ち: 24時間普通に使って38%残るタフさ
  • パンチホール対策: アプリごとにカメラ領域を非表示にできる設定がある

BAD POINT 注意点

  • 開く時に失敗しやすい: 薄さゆえにグリップが甘く、たまに開き損ねる
  • パンチホール: メインディスプレイのインカメラが読書時に気になる(設定で対処可能)
  • Sペン非対応: 手書きヘビーユーザーには痛い変更
  • スピーカー音質がやや軽い: 前作と比較すると低音が弱くなった
  • カメラ出っ張りによるガタ付き: デスクに置いた時に不安定
  • 価格が高い: 20万円台後半というハイエンド価格
項目Galaxy Z Fold7Galaxy Z Fold6
薄さ・軽さ◎ 大幅改善△ やや厚い
開きやすさ△ たまに失敗◎ 安定
メインディスプレイ折り目◎ 目立ちにくい◯ やや目立つ
パンチホール△ あり(設定で非表示可)◎ なし
Sペン対応✕ 非対応◯ 対応
スピーカー音質◯ やや軽い◎ 低音しっかり
バッテリー容量4,400mAh4,400mAh
ポケット収納◎ 非常にスマート△ 塊感あり
結論

どんな人におすすめ?

  • 折りたたみスマホの「ゴツさ」が嫌で敬遠していた人——Fold7の薄さ・軽さなら普通のスマホ感覚で使える
  • 大画面で動画・読書・マルチタスクをしたい人——1台でスマホ2台分の恩恵が得られる
  • Fold6以前からの買い替えを検討している人——薄型化の感動は手にした瞬間にわかる
  • Sペンをあまり使っていなかった人——非対応の影響を受けにくい

逆に、Sペンをヘビーに使っていた人や、パンチホールの存在がどうしても許容できない人は、購入を慎重に検討した方が良いでしょう。

20万円台後半という価格は確かに高額ですが、スマホ2台分の使い方を1台でカバーできるロマンがあります。薄さ・軽さ・大画面という三拍子がそろった現時点で最も完成度の高い折りたたみスマホと言えるでしょう。

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