イヤーカフ型イヤホンブームの火付け役となったHUAWEI FreeClipに、ついに後継モデル「HUAWEI FreeClip 2」が登場しました。前作の完成度がすでに非常に高かっただけに、「これ以上どう進化するの?」と疑問に思っていた方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、FreeClip 2は音質・装着感・通話品質というイヤホンの基本性能がしっかり底上げされた正統進化モデルです。AI搭載の音量自動調整やスワイプ操作など、使い勝手も大幅に向上しています。
忙しい人のための3行まとめ
- 装着感が最高クラス: 片耳約5.1gに軽量化&ブリッジ部分の柔軟性25%アップで、つけていることを忘れるほど快適
- 音質が大幅進化: デュアル振動板ドライバー搭載で低音の駆動力が2倍に。中高音域の解像度も向上
- AI音量自動調整が実用的: NPU搭載により周囲の騒音に合わせて音量を自然に調整してくれる新機能が便利
1. HUAWEI FreeClip 2とは?前作から何が変わった?
HUAWEI FreeClip 2は、耳を塞がないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。前作のFreeClipは「イヤーカフ」という新しいスタイルを確立し、グッドデザイン賞やVGPなど多数の賞を受賞して大ヒットしました。
最大の特徴であるC字型ブリッジデザインは今作でもしっかり受け継がれており、耳に挟むように装着することで圧迫感がなく、周囲の音も自然に聞こえるというメリットはそのままです。その上で、音質・装着感・機能面が全方位的にパワーアップしています。
2. デザイン・外観をチェック
基本的なイヤホンのデザインは前作を踏襲していますが、細かいところが結構変わっています。
ブリッジ部分の素材が進化
C字型のブリッジ部分には液体シリコンと高性能形状記憶合金が新たに採用されています。前作よりも弾力性が25%アップしており、より柔らかくなったことで装着感が向上しています。
ケースもコンパクトに
前作は丸みを帯びた石のような形状でしたが、今作ではイヤホンをクロスして収納する新しい格納方法に変更。これにより体積が約11%小さくなり、ポケットへの収まりもさらに良くなっています。
今回のカラーはブルーで、よく見るとデニム素材のようなザラっとしたテクスチャーがあり、非常におしゃれな仕上がりです。カラーはブルーの他にブラックも用意されています。
3. スペック比較|前作からの進化ポイント
| 項目 | FreeClip 2(新型) | FreeClip(前作) |
|---|---|---|
| 重量(片耳) | 約5.1g | 約5.6g |
| ドライバー | デュアル振動板ドライバー | シングルドライバー |
| チップ | 新世代チップ+NPU搭載 | 従来チップ |
| 防水性能 | IP57 | IP54 |
| バッテリー(ケース込み) | 最大38時間 | 最大36時間 |
| バッテリー(イヤホン単体) | 9時間 | 8時間 |
| 操作方法 | タップ+スワイプ+ヘッドモーション | タップのみ |
| 通話機能 | 3MIC+VPU+DNNノイズリダクション | 従来のノイズリダクション |
| 新機能 | 落下検知・音量自動調整 | — |
特に注目したいのはNPUを搭載した新しいチップです。これによりAIを使った機能が追加されており、周囲の騒音に合わせて音量を自動調整してくれます。また防水性能がIP57に向上し、イヤホン本体は水洗いも可能になりました。運動中に汗が気になる場合でも、さっと水で洗って汚れを落とせます。
4. 装着感|つけていることを忘れるレベル
数時間ずっとつけっぱなしで使用しましたが、結論として装着感は最高クラスです。
前作の時点でも装着感はかなり完成されていましたが、FreeClip 2では片耳約5.1gへの軽量化とブリッジ部分の柔軟性向上により、イヤホンをつけていることを忘れてしまうほど快適になっています。
眼鏡をかけていても全く干渉せず、帽子とも問題なく併用可能。長時間つけていても耳が痛くなったり違和感を感じることは一切ありませんでした。安定性も抜群で、頭を振ったり軽く走ったりしても落ちる心配はありません。
5. 音質|オープン型とは思えない高音質
イヤーカフ型イヤホンとしての音質評価をまとめます。オープンイヤー型なのでカナル型のような密閉感やズンズン来る重低音は基本的に期待しない方がいいですが、それを踏まえた上で聴くと正直かなりレベルが高いと感じました。
中高音域の解像度が素晴らしい
まず感じたのは中高音域のクリアさと解像度の高さです。ボーカルの声や楽器の音が素直に綺麗に聞こえます。前作と比較すると、高音域の若干のシャリつきや刺さりが改善されており、見通しよくクリアになっています。
低音もしっかりパワーアップ
低音に関しても前作よりも着実にパワーアップしています。イヤーカフ型でかなりオープンな装着感にも関わらず、しっかり響く重低音が楽しめます。バスドラムの響きの空気感まで感じられるレベルで、デュアル振動板ドライバーの効果がしっかり出ている印象です。
AI音量自動調整が実用的
NPUによるAI音量自動調整も試してみました。静かな環境からノイズが激しい環境に移動すると、一気にグッと上がるのではなく滑らかに自然に音量が上がっていく感覚で、違和感なくちょうどいい音量で聴き続けることができます。例えば図書館から屋外に出て電車に乗るようなシーンでも、音量を手動で調整する手間がなくなるので非常に実用的です。
6. 音漏れチェック
FreeClip 2には逆音波システムが採用されています。これは外部に漏れる音波を逆位相の音で打ち消すことで、音漏れを極限まで抑える技術です。
静かなスタジオ環境でチェックした結果、静かな環境では50%以上の音量にするとある程度音漏れは感じられます。ただし、50%程度の音量でも十分な迫力があるため、通常の使用では問題ないレベルです。静かな場所では45〜50%程度に抑えておくのがおすすめです。
AI音量自動調整と組み合わせれば、静かな環境では自動で音量が下がり、騒がしい場所では自動で上がるため、音漏れについてあまり気にしなくても使い続けられるのは大きなメリットです。
7. 通話品質|ビジネスシーンでも使えるレベル
通話性能は前作から大きく進化しています。特にNPUを使ったDNNノイズリダクションが非常に強力で、環境音が激しい場所でも自分の声が非常にクリアに相手に届きます。
3MIC+VPUの構成に加えてAIによるノイズ処理が加わったことで、街中の騒音がある環境でも通話品質は高いレベルを維持。ビジネスシーンでの利用や、移動中の通話が多い方にも十分おすすめできる品質です。
8. その他の便利機能
落下検知機能
片方のイヤホンが落下すると、もう片方のイヤホンからアラートが鳴る機能が搭載されています。そもそも落ちにくい設計ですが、万が一の時に安心です。不要ならオフにすることも可能です。
スワイプ操作で音量調整
前作はタップ操作のみでしたが、FreeClip 2ではスワイプ操作による音量調整に対応。スマホを取り出さなくてもサッと音量を変えられるため、ストレスフリーです。
ヘッドモーションコントロール
頷いたり頭を振ったりすることで着信の応答・拒否ができる機能も搭載。手がふさがっている時に便利です。
専用アプリでカスタマイズ
専用アプリではサウンド効果(デフォルト・高音強調・ボーカル強調)の切り替えやカスタムEQでの細かい調整が可能。ジェスチャー操作の割り当て変更、マルチポイント接続(2台同時接続)、装着検出のオン・オフなど、多彩な設定が行えます。
GOOD POINT 良い点
- 片耳約5.1gの軽量設計&柔軟性25%アップで最高クラスの装着感
- デュアル振動板ドライバーによりオープン型とは思えない高音質を実現
- AI搭載の音量自動調整が実用的で非常に快適
- NPUによるノイズリダクションでビジネスでも使える圧倒的な通話品質
- スワイプ操作・落下検知・ヘッドモーションなど便利機能が充実
- IP57対応でイヤホン本体の水洗いが可能
- ケースが約11%コンパクトになり携帯性向上
BAD POINT 注意点
- 空間オーディオには非対応(映画視聴などでは物足りなく感じる場合あり)
- LDACコーデック非対応(基本的にAACでの接続)
- 定価27,280円と気軽に買える価格帯ではない
どんな人におすすめ?
前作の完成度を超える正統進化モデル
- ながら聴きを快適に楽しみたい人 → 最高クラスの装着感で長時間でも疲れない
- 長時間イヤホンをつけていたい人 → 軽量・低圧迫で耳への負担が極めて少ない
- 通話品質を重視する人 → NPU搭載のノイズリダクションでビジネス利用にも最適
- 運動中にイヤホンを使いたい人 → IP57防水&水洗い可能で汗も気にならない
- 前作FreeClipからの買い替えを検討している人 → 音質・機能とも確実にレベルアップ
前作の完成度がすでに高かったため、正直どこまで進化するのか半信半疑でしたが、実際に使ってみると音質の時点でだいぶ良くなっており、期待をかなり超えてきたというのが率直な感想です。装着感・音質・通話品質というイヤホンの基本がしっかり底上げされており、イヤーカフ型イヤホンの決定版と言える仕上がりです。
HUAWEI FreeClip 2はグリーンファンディングにて先行発売中で、最大22%オフで購入できるチャンスとなっています。気になった方はぜひチェックしてみてください。

