【実機レビュー】Huawei Watch GT6 Proは買いか？驚異の電池持ちとプロ級スポーツ機能を徹底検証

「毎日スマートウォッチを充電するのはもう嫌だ」「アウトドアで使えるタフな時計が欲しいけど、デザインは妥協したくない」もしあなたがそう思っているなら、今回紹介するHuawei Watch GT6 Proは、まさに待ち望んでいた「正解」かもしれません。

今回は、Huawei Japanより先行して実機をお借りし、ランニング、サイクリング、そして24時間のバッテリー耐久テストまで徹底的に検証しました。

結論から言います。「Suica（FeliCa）が不要なら、これ以上のスマートウォッチは存在しない」と言い切れる完成度です。その理由を、良い点も悪い点も包み隠さず本音で解説します。

1. 外観：チタン×サファイアガラスの「所有する喜び」

開封してまず驚くのがその質感です。航空宇宙グレードのチタン合金ボディに、傷に強いサファイアガラス。スマートウォッチにありがちな「ガジェット感」や「安っぽさ」は皆無。スーツの袖口からチラッと見えても、高級機械式時計のような品格があります。

• ディスプレイ: 1.47インチ AMOLED（直射日光下でもクッキリ）
• ベルト: 防水性と通気性を兼ね備えた特殊編み込み素材

「ビジネスでも使いたいし、週末のキャンプでもガシガシ使いたい」そんなワガママな大人の要望を叶えてくれるデザインです。

2. 実践検証：ここがスゴイ！3つの進化点

① GPS精度が「Googleマップ」そのもの

新搭載の「ヒマワリ型アンテナシステム」。名前は可愛いですが実力は凶悪です。実際にサイクリングでログを取りましたが、Google Earthの軌跡と完全に一致。もはや高価なサイクルコンピューターや、登山専用GPSは不要かもしれません。

② サイクリスト歓喜！業界初の「パワー計測」

ここが個人的に一番刺さったポイントです。通常、自転車のパワー（ワット数）を測るには数万円の機材が必要ですが、GT6 Proはセンサーなしで推計可能。

• 自分の脚力が数値化される楽しさ
• 信号待ちでの自動ストップ＆スタート

これらが手元だけで完結します。

③ 医療機器と比較してもズレない「健康管理」

「スマートウォッチの数値なんて目安でしょ？」と思っていませんか？今回、プロアスリート愛用の「Polar（ポラール）」の心拍ベルト、医療用パルスオキシメーターと同時に計測して比較しました。

結果は……「ほぼ誤差なし」。さらに心電図（ECG）機能まで搭載しており、30秒で心房細動のリスクチェックが可能。自分の体を客観的に守る「お守り」になります。

3. バッテリー検証：充電器を捨てたくなるレベル

カタログスペックの「最大21日間」は本当なのか？ 意地悪くヘビーに使って検証しました。

• 条件: GPS常時ONでワークアウト、通知全開、常時表示ON
• 24時間経過後: 100% → 90%

これだけハードに使ってたった10%しか減りません。Apple Watch Ultraでも毎日〜2日に1回の充電が必要な中、このスタミナは圧倒的です。「出張や旅行に充電ケーブルを持っていく必要がない」このストレスフリーな感覚は、一度味わうと戻れません。

4. 買う前に知っておくべき「デメリット」

良いことばかり言っても信用できないと思うので、正直なデメリットもお伝えします。

BAD POINT 注意点

FeliCa（おサイフケータイ）非対応

これに尽きます。Suica、PASMO、QUICPayは使えません。「時計で改札を通りたい」「コンビニは時計で払いたい」という方には不向きです。逆に言えば、決済はスマホやカードでいいという人にとっては、デメリットらしいデメリットが見当たりません。

5.比較：Apple Watch / Garmin とどっちが良い？

※価格帯や機能は2025年11月時点のものです。

結論：Huawei Watch GT6 Proはどんな人におすすめ？

実際に使い込んでみて、この時計は以下のような人にドンピシャだと確信しました。

• 充電の手間から解放されたい人（ズボラな人ほどおすすめ！）
• ランニング、登山、ゴルフ、自転車など趣味を全力で楽しむ人
• スーツにも合う「高級感のある」スマートウォッチを探している人
• 自分の健康状態（心臓や睡眠）を正確に把握したい人

機能、デザイン、バッテリー。すべてが高次元でまとまった「大人のための最強ギア」。あなたの腕元で、最高のパートナーになること間違いなしです。